• 「Whispers of the Soil」は、肥料の品質の確保等に関する法律(旧:肥料取締法)において、農業用資材の「特殊肥料」に分類されており、種別としては「堆肥」に該当いたします。 本製品は、岐阜県より肥料製造法および肥料販売法に基づく認定を受けており(岐阜県公衆衛生センターにて分析済み)、長野県野菜花き試験場による植生試験も実施済みです。

    しかしながら、本製品の本来の目的は、厳密には農作物へ直接栄養を供給することではありません。「Whispers of the Soil」には、土壌中で有用な働きをする十数種類の「微生物」が配合されています。これらの微生物が田畑に導入されることで、対象圃場の土質そのものを改質し、有害物質の分解や農作物に必要な成分の生成を促します。これにより、農地に豊かな植生をもたらす効果を発揮します。 以上の特性から、本製品は従来の「肥料」という枠組みを超え、実質的には「土壌改良材」と呼ぶべき資材といえます。

    ※補足:現在、農業用資材の法的分類に「土壌改良材」という独立した分野は存在しません。本来、土壌改良材は工業用地を宅地転用する際の化学物質除去などを目的として使用されてきました。しかし昨今、農地汚染の進行により従来の農法では土壌回復が困難となっている背景から、農業分野においても土壌改良を目的とした資材の重要性が高まっています。

  • 「Whispers of the Soil」は、独自の微生物配合により、従来の堆肥にはない以下の優れた機能を有しています。

    ①二次発酵によるガス・悪臭の抑制 散布後、降雨等で水分が含まれた際も、悪臭を伴うガスが発生しません。そのため、住宅地に隣接した圃場でも周辺環境に配慮しながら安心してご使用いただけます。

    ②土壌温度の安定と植生保護 一般的な堆肥に見られる土中での再発酵が起こらないため、地温の急激な変動を抑制します。これにより、農作物の苗や根・葉を傷めるリスクを最小限に抑えます。

    ③土壌生態系の改善と防除効果 配合された微生物が土壌全域に定着し、健全な生態系を構築します。外部からの病原微生物の侵入・増殖を抑制する効果が期待でき、結果として農薬使用量の低減に寄与します。

    ④未利用成分の有効活用と施肥効率の向上 土壌内に残存している肥料成分を微生物が分解し、作物が吸収しやすい形態へ変換します。これにより、追加の施肥量を抑えた効率的な栽培が可能となります。

    ⑤連作障害の軽減と有害物質の分解 土壌内の栄養バランスを自然な状態へ調整し、蓄積された有害物質を分解・除去します。この働きにより、連作障害の発生しにくい健全な土壌環境を維持します。

    ⑥痩せた農地の迅速な改質 微生物活性が低く、栽培が困難な不毛地・痩せた土壌においても、短期間で作物の生育に適した肥沃な環境へと改質・再生します。

    ⑦微生物の定着による持続的なコスト低減 継続的な使用により、有用微生物が土壌に定着し自然繁殖を行うようになります。土壌環境が安定した後は、本製品の使用量を段階的に減らしても、十分な効果を持続させることが可能です。簡単な説明や役立つリソ⁠ースの一覧をここに追加します⁠。

  • 「Whispers of the Soil」による土壌改良効果を最大限に引き出すためには、対象土壌において有用微生物が十分に繁殖・定着していることが不可欠です。一般的な農地においては、元来微生物量が不足しており、その定着も不安定であるという現状を正しく認識し、適切な導入プロセスを踏む必要があります。

    微生物の繁殖が十分なレベルに達すると、土壌には以下のような変化が順次顕在化し、持続的な好循環へと繋がります。

    1. 物理的構造の変化(軟質化) 土壌の柔軟性が向上し、踏歩時の沈み込み量が増加するなど、物理的な改善が始まります。

    2. 団粒構造の形成促進 土壌粒子が大小の丸い塊を形成する「団粒化」が促進され、通気性と排水性が向上します。

    3. 保水能力の向上 土壌の保水力が強化され、乾燥に対する耐性が高まります。

    4. 微小生物の多様化(生態系の再構築) 土壌内の微小生物が増加し、生物多様性に富んだ健全な生態系が再構築されます。

    5. 放線菌の繁殖(土壌環境の安定化) 放線菌が活発に繁殖し、土壌の状態が安定期に入った指標となります。

    6. 地温の維持・上昇 土壌の凍結を抑制し、未処理時と比較して地温が約1°C程度上昇します。

    7. 養分バランスの最適化 微生物が残存肥料成分を分解・調整することで、土壌内の栄養バランスが自然に整います。

    8. 作物の生育活性化 植物ホルモンの生成や土中腐敗要素の分解が進むことで、農作物の健全な生育が促進されます。

    9. 病害抑制効果の顕在化 病害微生物の侵入防止および植物自体の免疫力(強靭性)の向上により、病害リスクが低減します。

    「Whispers of the Soil」は、これらのプロセスを連続的かつ自律的に引き起こすことで、農地に持続可能な好循環をもたらします。

  • 現在、国内の農地の多くが「痩せ細っている」と言わざるを得ない状況にあります。その根底には、第二次世界大戦後、食糧増産の至上命題のもとに推進されてきた「効率重視の農業」があります。短期間で多大な収穫を得るため、農薬・化学肥料、そして大型農機具を多用する農法が主流となりました。

    本来、農作物の生育は、土壌中の有機物(家畜糞や油粕等)を微生物が分解し、その代謝物を植物が吸収するという自然のサイクルに依存しています。しかし、農作物に直接栄養を供給する化学肥料の普及は、このサイクルを断ち切る結果を招きました。化学肥料は微生物の餌(糧)とはならないため、栄養源を失った有用微生物は日本の農地から激減してしまったのです。

    微生物が欠乏した土壌で急進的に有機農法を試みても、有機物を分解・変換できる生物が存在しないため、作物は十分な栄養を吸収できません。その結果、土壌内で未分解の肥料が腐敗し、生育不良や品質低下を招くといった問題が多発しています。

    現代農業において、この「微生物の欠乏」という根本的な問題を解決し、土壌本来の機能を再生・維持する土壌改良材は、もはや不可欠な資材であると言えます。

  • 「Whispers of the Soil」と一般的な畜糞堆肥との最大の違いは、「腐植(熟成)の深度」および「内包する有用微生物の含有量」にあります。

    1. 熟成度の定義と実態 市販の畜糞堆肥の多くは「完熟」と表記されていますが、その実態は十分な熟成に至っていないケースが散見されます。一般に「無臭=完熟」と判断されがちですが、畜糞は乾燥処理のみでも臭気が消失するため、無臭であることが必ずしも完熟の証明にはなりません。 対して「Whispers of the Soil」は、単なる乾燥処理ではなく、有用微生物による高度な熟成プロセスを幾度も繰り返すことで、これ以上ないレベルまで品質を昇華させています。

    2. 土壌への影響とリスク管理 一般的な畜糞堆肥は、施用後に土中で「再発酵」を起こし、有害なガスを発生させるリスクがあります。再発酵の過程では土壌内の酸素や養分が消費されるため、土壌バランスの崩壊を招きます。また、急激な地温上昇により、種子や苗に致命的なダメージを与える懸念もあります。

    3. 性能面での優位性 従来の畜糞堆肥はあくまで「肥料」としての側面しか持たず、土壌環境が健全でなければ十分な効果を発揮できません。「Whispers of the Soil®」は、前述した畜糞堆肥の欠点をすべて解消した上で、有用微生物が土壌に直接的な好影響を及ぼします。

    これらの性能的優位性は、長野県野菜花き試験場における試験データによっても実証されており、従来の堆肥を大きく上回る土壌改良効果を担保いたします。

  • 植物活性液(通称:液肥)は、植物が吸収しやすい形態に栄養分を調整した液状資材であり、即効性と利便性に優れているのが特徴です。しかしながら、その多くは高価であり、効果の持続性が短いという側面があります。また、これらはあくまで植物への直接的な給餌を目的としており、土壌環境そのものを改善・肥沃化させる機能は限定的です。

    栽培において「土壌」は単なる植物の保持媒体ではなく、健全な生育を支える重要な環境基盤です。植物に直接栄養素を供給し続ける手法は、いわば一時的な対症療法に近いアプローチと言えます。人間における健康管理と同様に、本来あるべき姿は、バランスの取れた栄養を自律的に摂取できる環境を整えることです。

    「Whispers of the Soil」は、配合された有用微生物が持続的に栄養を生成・供給し続ける仕組みを構築しています。これにより、植物活性液と同等の活性効果を、導入初期から長期にわたって持続させることが可能です。

    「点滴」による一時的な活性ではなく、土壌から「健全な食事」を提供し続ける持続可能な栽培環境の構築。これこそが、Whispers of the Soil が提供する本質的な価値です。

  • 「Whispers of the Soil」は、高度な機能を有する多種多様な有用微生物群により構成されており、その高い活性と安全性が最大の特徴です。

    1. 含有微生物の主な機能分類

    有機物・繊維質分解菌: セルロース、マンナン・グルカン、ペクチン、リグニン等を分解し、土壌の団粒化を促進します。

    栄養代謝・固定菌: 脂質分解菌、窒素固定菌、窒素代謝菌、栄養素可溶化菌を含み、植物が吸収しやすい栄養バランスを整えます。

    病害虫抑制菌: 線虫捕食菌をはじめとする、病害虫対策に寄与する菌群を含有しています。

    2. 独自の製造プロセスと活性維持 製造の初期段階からこれら微生物群を定着・活性化させ、圃場への施用後も即座に活動を開始できるよう、極めて高い活性を維持した状態で調整を施しています。

    3. 徹底した安全性と衛生管理 本製品を構成する微生物はすべて「好気性菌」であり、60°C以上の高温域で最も活性化する菌群を厳選しています。この製造過程における高温処理により、40°C以下で死滅する大腸菌等の雑菌、および野草の種子や花粉は完全に死滅・除去されています。そのため、二次汚染の心配がなく、安心してご使用いただけます。

    4. 希少性の高い複合機能 微生物は本来非常に繊細であり、多種共存が困難な生物です。数十種類に及ぶ特定機能を持つ微生物を同一環境下で共生させ、製品化した資材は極めて稀有であり、現存する土壌改良材の中でも類を見ない多機能性を実現しています。

  • 「Whispers of the Soil」は、原材料である有機物の腐熟(ふじゅく)初期段階から特定の有用微生物群を配合するという、独自の製法を採用しています。製造工程の全期間を通じて微生物が活性を維持し、製品化後も圃場の土壌にまで強力な影響を及ぼし続ける資材は、他に類を見ません。

    1. 微生物による自発的な環境構築と迅速な分解 導入された微生物は、まず有機物を餌として摂取し、自らが繁殖しやすい環境を構築するために迅速な腐食分解を開始します。この作用の速さが、本製品の品質の安定性に寄与しています。

    2. 徹底した脱臭メカニズム(窒素変換) 分解初期において、窒素固定菌および窒素代謝菌が強力に作用します。アンモニア等の臭気成分を迅速に窒素へと変換・固定するため、製造過程から製品完成に至るまで、不快な臭気の発生を根本から抑制しています。

    3. 有害物質「フェノール」等の完全分解 臭気成分の消失後、木質残渣(ざんさ)の繊維分解が始まります。通常、木質分解時に発生するフェノール等の溶剤系物質は農作物の生育を阻害しますが、本製品の含有微生物はこれら有害物質を完全に分解・無害化する能力を有しています。

    4. 全有機成分の土壌還元と栄養蓄積 続いて脂質や動物性タンパク質も網羅的に分解され、あらゆる有機質残渣が土壌へと還元されます。微生物は自らの繁殖環境を整えながら、同時に農作物の生育に不可欠な栄養素を生成し、腐葉土中に蓄積していきます。

    結論:製造と蓄積の同時進行 「土壌改良資材の製造」と「有効栄養分の蓄積」が、微生物の活動によって同時並行で行われる点こそが、Whispers of the Soil の圧倒的な優位性です。

  • 「Whispers of the Soil」は、製造段階での養分蓄積と、施用後の土壌における圧倒的な持続性を両立させた、類を見ない土壌改良材です。その強力な作用を支える微生物群の安全性については、以下の公的な実績と登録により証明されています。

    1. 公的機関への登録と認可 本製品に使用されている微生物は、厚生労働省の微生物データベースに適切に登録されており、その安全な利用が公式に認可されています。

    2. 国家プロジェクトおよび国際貢献の実績 その実力と安全性は、長年にわたり国や公的機関の施策に採用されてきた歴史が裏付けています。

    国土交通省: 平成8年、雲仙普賢岳の噴火に伴う溶岩台地の緑化事業に協力。

    JICA(国際協力機構): 海外における砂漠の緑化プロジェクトに採用。 極限環境下での土壌再生という難題に対し、確実な成果を収めています。

    3. 約20年にわたる営農現場での信頼 長野県をはじめとする多くの営農家の皆様に、20年近くにわたり愛用され続けている実績こそが、現場レベルでの安全性の証です。現在、長野県内の農協(JA)においても広域にわたる普及促進が進められています。各地の圃場で自然界の在来微生物と良好に協調・共存している事例が、その安全性を何より雄弁に物語っています。

    4. 経済産業省による「ものづくり高度化支援事業」への採択 平成21年10月および平成22年12月には、本製品を用いた資源リサイクル事業が、経済産業省の「ものづくり高度化支援事業」に2年連続で採択されました。

    強力な土壌改質能力と、国が認める高い安全性の両立。これこそが「Whispers of the Soil」が多くの期待を寄せられる所以です。

  • 本製品は、厳選された原材料と独自の微生物発酵技術により、従来の畜糞堆肥とは一線を画す品質を実現しています。1. 原材料の構成と安全性主原料は以下の構成比率に基づき、適切に配合されています。木質残渣(チップ、バーク、刈草)鶏糞牛糞木質残渣については、建築廃材等を一切排除し、中央自動車道の管理過程で発生する刈草や灌木粉砕物を中心に、安全性が確認された資材のみを吟味して使用しています。2. 微生物による形質変容原材料に含まれる鶏糞・牛糞は、あくまで有用微生物の「餌(養分)」として配合されています。製品の完成に至るまでに、そのほとんどが微生物によって完全に分解・代謝されるため、原材料由来の形質や特有の影響(悪臭や過剰な成分等)は消失いたします。したがって、未熟な畜糞施用時に懸念される土壌への悪影響を心配する必要はありません。3. 製品成分(N-P-K)と微生物の活性出荷時の測定値は $N$(窒素): 2.0% / $P$(リン酸): 6.0% / $K$(加里): 3.0% 程度となっています。特筆すべき点として、本製品には「生きた微生物」が豊富に含まれているため、保管期間中も有機物の分解が継続されます。時間の経過とともに測定数値は緩やかに減少しますが、これは成分が消失したのではなく、究極の土壌改良形態である「腐葉土と微生物」へと純化が進んでいる証左です。十分な熟成期間を経て出荷される「Whispers of the Soil」は、一般的な鶏糞・牛糞の施用とは根本的に異なる、優れた土壌改質効果をもたらします。

  • 「Whispers of the Soil」は、水稲、野菜、果樹、花木など、対象作物の種類を問わず幅広くご活用いただけます。本製品は単なる「肥料」ではなく、農地土壌そのものを改良する「土壌改質資材」であるため、作物を選ぶことなく、土壌本来の力を引き出す効果を発揮します。

    1. 迅速な栄養循環サイクルの再構築 本製品の施用により、土壌内に有用微生物が高密度に浸透・繁殖することで、以下のサイクルが短期間に構築されます。

    土壌中の残存成分の有効化: 過去に施肥され蓄積していた未利用成分を、作物が吸収可能な栄養素へ変換します。

    新規施肥の効率化: 新たに投入する元肥・追肥を、微生物が迅速に分解・変換し、吸収効率を最大化します。

    2. 有機農法転換期におけるリスクの回避 化学肥料を主体としていた農地において、急進的に有機肥料へ切り替えた場合、収穫量や植生の極端な悪化を招くことが少なくありません。これは、化学肥料が植物への直接的な「給餌」であるのに対し、有機肥料は微生物による分解・変換プロセスを経て初めて「栄養」となるためです。微生物が欠乏した土壌では、有機肥料は即座に機能しません。

    3. 移行期間の短縮(微生物の充填) 一般的に、有機農法が安定するまでには数年の歳月を要すると言われますが、これは自然界の微生物が土壌に定着するのを待つ期間に他なりません。「Whispers of the Soil」は、強力な微生物群を土壌へ即座に充填するため、有機農法への切り替え初期から安定した収穫と植生維持を実現します。

  • 「Whispers of the Soil」は、極めて高密度な「微生物群の集合体」であることを前提とした取扱いが重要です。製品の性能を最大限に引き出すため、以下の事項を遵守いただくようお願いいたします。

    1. 保管期間と微生物の活性維持 本製品には微生物の活動に必要な最低限の有機物を配合しており、常温で約3年間の保管が可能です。しかし、時間の経過とともに製品内の有機物が分解され、最終的には微生物が飢餓状態に陥り、活性の低下や死滅を招く恐れがあります。製品のポテンシャルを維持するため、ご購入後は可能な限り早期にご使用ください。

    2. 他の資材(堆肥類)との併用に関する注意 本製品を施用すると、土壌内での有機物分解作用が極めて強力に促進されます。そのため、併用する堆肥類の選定には十分な注意が必要です。

    リスク: 完熟が保証されていない安価な畜糞堆肥等を併用した場合、本製品の微生物がそれらを急激に分解し、高濃度のアンモニアガスを発生させる可能性があります。

    影響: ガス害により、種子や苗に「焼け」や「枯れ」等の致命的なダメージを及ぼすリスクがあるため、未熟な資材との併用は厳禁です。

    3. 化学肥料主体だった圃場における減肥の推奨 前年まで化学肥料を使用していた圃場では、本製品の導入初年度から元肥・追肥の量を大幅に削減することが可能です。

    残肥の有効活用: 土壌中に残留し、植物が吸収できない状態に変化していた「残肥」を、本製品の微生物が再び吸収可能な形態へと変換・再生します。

    効率的な施肥: 事前に土壌分析を行い、残留している栄養素を確認した上で、不足分のみを化成肥料等でピンポイントに補う手法が最も効果的です。

    本製品自体にも微生物が生成した即効性の栄養素が豊富に蓄積されているため、過剰な有機肥料の追加は不要となり、コスト削減と健全な生育を両立いただけます。

  • 本製品を用いて理想的な土壌環境を構築する際、極めて重要な工程となるのが事前の「土壌消毒」です。

    1. 土壌消毒の必要性 前年度までに蓄積した雑菌や病原菌が土壌内に残留している場合、本製品を施用してもそのポテンシャルを十分に発揮できない可能性があります。 イメージとして、満席の映画館を想像してください。収容人数(土壌のキャパシティ)が病原菌で埋め尽くされている状態では、新たな有用微生物が入る余地がありません。そのため、一度「客席を空にする(リセットする)」工程が必要となります。

    2. 実施手順(石灰・バスアミド等の使用) 「石灰」や「バスアミド」等の消毒資材を用い、土壌内の微生物を一度非選択的に除去します。

    工程①: 土壌消毒資材を対象区画に散布し、浅耕(せんこう)します。

    工程②: 約2週間の静置後、再度念入りに浅耕します。これにより、残留している薬剤ガスを完全に抜きます。

    工程③: さらに1週間経過後、土壌が安定した状態で「Whispers of the Soil」を施用します。

    3. 各資材の特性と留意事項

    石灰による消毒: 残留影響が少ない反面、殺菌力が限定的である場合があります。また、土壌が硬化しやすい特性があるため注意が必要です。

    バスアミドによる消毒: 殺菌力が極めて強力ですが、施用後の有用微生物の定着に時間を要する場合があります。

    ※重要※:バスアミドは「劇薬」に指定されています。使用に際しては、関係法規を遵守し、利用者の責任において厳重に管理・運用を行ってください。実施に伴う障害や副作用について、弊社では一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

  • 連作障害は、同一の圃場で特定の作物を継続して栽培することで発生する生育障害や病害の総称ですが、その本質的な原因は「土壌微生物相(マイクロバイオーム)の均衡崩壊」にあります。

    1. 微生物の共生と「消毒」の限界 土壌内には有用菌と有害菌が常に共生しています。どれほど徹底した土壌消毒を行っても、有害菌を完全に死滅させることは不可能であり、短期間で必ず外部から再侵入します。有害菌のみを標的にして排除する手法には限界があるのが実情です。

    2. 均衡の崩壊と有害菌の増殖プロセス 微生物がその特性(善悪問わず)を発揮するには、一定以上の密度(クオラム)に達する必要があります。

    栄養バランスの偏り: 同一作物の連作により土壌栄養が特定の成分に偏ると、その環境を好む有害菌が爆発的に増殖します。

    有用菌の減少: 栄養の偏りは有用菌の繁殖を抑制し、相対的に有害菌が優勢な土壌環境へと変貌させます。

    免疫の低下と二次被害: 有害菌の優勢により作物が衰弱すると、通常は植物の免疫で防げている線虫などの二次的な害虫被害も誘発されます。

    3. 有用微生物による「抑止力」の構築 優良な微生物が高密度に生息する土壌では、線虫等の活動が物理的・生物的に制限されます。有用菌が有害菌を包囲・攻撃し、活動領域を占有することで、病害の発生を未然に防ぐ「抑止力」が働きます。

    結論:連作障害に対する抜本的な解決策 「Whispers of the Soil」を施用し、圧倒的な密度の有用微生物群を土壌に定着させることは、土壌内の勢力図を塗り替え、連作障害を未然に防ぐ極めて有効な手段となります。

  • 「Whispers of the Soil」は、圃場の土壌へ直接施用することを目的として設計・製造された完成製品です。製品の品質維持と事故防止のため、以下の事項についてご確認ください。

    1. 堆肥化促進材としての利用禁止(二次加工の制限) 本製品を畜糞、油粕、木屑等と混合し、二次的な堆肥化を試みる「堆肥化促進材」としての利用は推奨しておりません。

    品質の劣化: 二次的に製造された資材は、元製品である「Whispers of the Soil」の性能を大きく下回る結果となります。

    免責事項: 二次的に加工された資材の品質、およびそれを使用した結果(生育障害や事故等)について、メーカーは一切の関知をいたしません。また、いかなる補償も行いかねます。すべての結果は自己責任となりますので、予めご了承ください。

    2. 難分解性有機物のリサイクルについて 剪定枝、オガクズ、モミガラ等は、自然界でも分解が極めて困難な物質です。これらを高品質な農業資材へと転換するには、専門的な知識、技術、および専用の資材が不可欠です。